任意整理とは

任意整理とは、債務整理手続の中で唯一、裁判所を利用しない手続のことです。

借金相談、債務整理相談の中でも、「裁判所が関与しない」という点からハードルが低く、任意整理を希望する人が多くなってきています。


債務整理手続の中でも裁判所は関係ないといって、任意整理を甘くみてはいけません。

任意整理=「債務整理手続の中では、裁判所が関与しない債務整理手続」=「簡便な債務整理手続」と思うと、痛い目にあってしまいます。


借金をした本人が一人で任意整理をすることは、ほぼ無理でしょう。

債務整理手続で、裁判所を利用しない分、法律専門家(弁護士、簡裁代理権を持つ一部の司法書士)の関与が必要になってきます。

借金相談・債務整理相談した人(債務整理を希望する人)=借金をした本人から依頼を受けた法律家(弁護士・簡裁代理権を持つ一部の司法書士)が、本人の代理人となって、債務調査から各消費者金融等の債権者との交渉、任意整理後の返済計画まで話し合いによって決めていきます。


自己破産とは

自己破産とは、「借金をしたこと」、「借金を返せなくなった理由」を裁判所へ申立て、「もう借金は返さなくてよい」と裁判所から認めてもらう、という手続のことです。


借金相談・債務整理相談を考えている人でも、「自己破産は…」と抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、自己破産は恥ずかしい事でもなく、法律で認められている救済制度です。

債務整理を弁護士に借金相談する場合、実情に合わせて選択して良いのではないでしょうか。


個人再生とは

個人再生とは、法人における民事再生手続の個人版です。2001年から開始された比較的新しい債務整理制度のことです。


借金相談・債務整理相談の中でも特に住宅を保有している人に大きなメリットがあります。

収入、扶養家族の有無、法律で規定された生活費等を考慮し、3年間を目処に支払えるであろう金額にまで、借金を減額することができます。


これを再生計画と言い、再生計画を裁判所が認可すれば、大幅に借金を減らすことができるのです。


過払い金とは

過払い金とは、利息制限法の上限金利を超えて設定されていた高金利がついた借金返済をしていた場合に、利息制限法の上限金利以上の「払い過ぎていた利息」のことです。


高金利だった利息を利息制限法の上限金利にまで下げて、返済した金額を計算していくと数百万円単位で過払い金が発生するケースもあります。

まさに「借金が貯金に」変わる瞬間です。


消費者金融と長く取引をしていた人から、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金返還請求は、まず、消費者金融へこれまでの「借りた返した記録」(取引履歴)を要求することから始まります。

過払い金が自分にも発生しているかどうか、債務整理相談、借金相談を債務整理の専門家に借金相談してみましょう。

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